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「音が出ない!」中学校の吹奏楽部のベースを修理しました

先日、ある老舗の楽器店さんから、中学校の備品であるエレキベースの修理をご依頼いただきました。

この楽器店さんは、主に学校やオーケストラ系の楽器を取り扱っておられ、エレキ系は専門外とのことで、当工房に外注という形でお持ち込みくださいました。


■ 症状:「音が出ない」「ガリガリとノイズが出る」


点検してみると、ボリュームポットやトーンポット、ジャックといった電装系パーツの経年劣化によって、音が出づらくなっていたり、ガリガリとノイズが入る状態でした。

配線もかなり長く、絡まった状態で、過去の修理や改造の跡も見られました。

■ 修理内容:パーツ交換と配線の最適化



  • ボリューム・トーンポット交換

  • アウトプットジャック交換

  • 配線の見直しと整理(できるだけ短く、シンプルに)


配線をすっきりさせることで、接触不良のリスクも減り、メンテナンスもしやすくなります。

また、これから何年も生徒さんたちが使い続けていくことを考えて、信頼性の高いパーツを使用しました。

■ ついでにクリーニング&フレットも磨きました


長年、多くの生徒さんに使いまわされてきた楽器ということで、かなりの汚れと使用感がありました。

そのため、ボディ全体を丁寧にクリーニングし、フレットも研磨・艶出しして、演奏しやすい状態に仕上げました。


■ 楽器は「共通の財産」です


学校の備品としての楽器は、生徒ひとり一人のものではありませんが、**みんなで大切に使っていく「共有の楽器」**です。

こうして丁寧に修理・整備することで、次の世代の生徒たちにも安心して使ってもらえるようになります。


楽器は大切に使いましょう


エレキギターやベースも、クラシック楽器と同様に手入れと愛情が大切です。

ちょっとした異常や使いづらさを放置せず、早めのメンテナンスをすることで、長く楽しく演奏を続けられます。


学校関係者の方で、楽器のトラブルやご相談があれば、ぜひ一度ご連絡ください。

丁寧に点検し、最適な方法で対応させていただきます。

 
 
 

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