
【ピックアップ交換作業レポート】F.G.Iピックアップのフロント移植&EMGピックアップ新規取付
- Dr. johnny
- 6月10日
- 読了時間: 2分
今回は、少し珍しいピックアップ交換のご依頼をいただきました。
元々リアに搭載されていたF.G.Iのアクティブピックアップをフロントに移植し、新たにEMGのピックアップをリアに取り付けるというカスタム作業です。
互換性の壁…F.G.IとEMGの基板サーキット

F.G.Iのピックアップは、独自の配線構造を持っており、EMGのピックアップ用サーキットとはそのままでは互換性がありません。そのため、F.G.Iのホット・コールド・バッテリーラインを、EMG用の基盤コネクターに対応させる必要がありました。
実際の作業では、EMGのコネクターにF.G.Iの各ラインを丁寧にハンダ付けして変換。導通や絶縁を確認しながら、慎重に作業を進めました。
ハンダ付け精度が決め手
この手のカスタムでは、ハンダの精度がすべてと言っても過言ではありません。基盤側の端子も小さく、余計な熱をかけすぎるとダメージにもつながるため、短時間で確実に接続する技術が求められます。
試行錯誤しながら、F.G.Iピックアップの信号をEMGのサーキットに問題なく流せるように調整。無事、ノイズもなくクリアなサウンドで鳴るようになりました。
カスタム成功!狙い通りのサウンドに
交換後の音出しチェックでも、F.G.I特有の太くウォームなサウンドと、EMGのクリアでアタッキーな出音がバランスよく共存。お客様にも大変喜んでいただけました。
このようなメーカー間をまたぐ配線作業は、少し手間がかかる分、仕上がった時の達成感もひとしおです。
今回のような特殊なピックアップ交換や配線のご相談も、どうぞお気軽にお問い合わせください。お客様の理想のサウンドを、技術で形にいたします。
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