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ギターのスキャロップ加工とは?——メリット・デメリット・有名ギタリストとともに解説!

ギターのスキャロップ加工とは、指板のフレット間を彫り込んで溝を作る加工のことです。この加工を施すと、指板に指が触れにくくなり、弦を押さえる際の摩擦が減るため、独特のプレイフィールが得られます。


今回は、スキャロップ加工のメリット・デメリットや、有名ギタリスト、面白い特徴などを紹介しながら、その魅力を深掘りしていきます。


1. スキャロップ加工のメリット


軽い力で弦を押さえられる


スキャロップされていると指が指板に触れないため、軽いタッチで弦を押さえられます。特に速弾きやレガート奏法ではこの恩恵が大きく、速くスムーズなフレーズを弾きやすくなります。


チョーキングやビブラートがしやすい


弦を押さえたときに指板との摩擦が少なくなるため、チョーキングやビブラートが滑らかでコントロールしやすくなります。ダイナミックな表現をしたいプレイヤーには大きな利点となるでしょう。


速弾きとの相性が良い


スキャロップ指板は力を抜いたプレイがしやすいため、高速なフレーズの精度が向上します。特にイングヴェイ・マルムスティーンのようなネオクラシカルな速弾きプレイに向いています。


2. スキャロップ加工のデメリット


コードプレイが難しくなる


スキャロップ指板は軽い力で弦を押さえられる反面、力を入れすぎると音程がシャープしやすいという欠点があります。コードを押さえるときに微妙なピッチのズレが発生することがあるため、バレーコードを多用するプレイヤーには向かないことがあります。


慣れが必要


スキャロップ指板は通常の指板とはまったく異なる弾き心地のため、慣れるまで時間がかかります。特にフレットの高さや押さえ方に気を配る必要があります。


カスタムが必要


スキャロップ加工されたギターは市販のモデルでは限られた選択肢しかないため、既存のギターに加工を施す必要があります。カスタム費用や加工後のプレイアビリティの変化を考慮する必要があります。


3. スキャロップ加工を愛用する有名ギタリスト


イングヴェイ・マルムスティーン


スキャロップ加工といえばこの人!彼はストラトキャスターの指板をスキャロップ加工し、超高速スウィープやビブラートを自在に操ります。


リッチー・ブラックモア


ディープ・パープルやレインボーで活躍したリッチーもスキャロップ指板を愛用していました。彼の独特なビブラートやチョーキングはスキャロップ指板ならではのものです。


スティーヴ・ヴァイ


彼の**ユニヴァースモデル(7弦ギター)**には、一部スキャロップ加工されたネックが採用されており、高音域での表現力を高めています。


4. 面白いスキャロップの活用方法


一部だけスキャロップする


全フレットをスキャロップせず、ハイポジションのみスキャロップするというカスタムもあります。これにより、速弾きしやすい高音域の恩恵を受けつつ、ローポジションのコードプレイの安定性を維持できます。


深さを調整する


スキャロップの深さを調整することで、軽いスキャロップ(浅め)から極端なスキャロップ(深め)までカスタムできます。個々のプレイスタイルに合わせた微調整が可能です。


5. スキャロップされたギターのネックの画像


スキャロップ加工が施された指板の例スキャロップ加工されたギターのネックの画像をご覧になりたいとのことですね。以下にいくつかの例を紹介します。


1. FENDER JAPAN エレキギター スキャロップ加工ネック


こちらはFENDER JAPANのエレキギターで、指板にスキャロップ加工が施されています。フレット間が彫り込まれ、独特の形状になっているのがわかります。


2. ギターネックのスキャロップ加工例

この画像は、ギターネックにスキャロップ加工を施した例です。フレット間が深く削られ、弦を押さえる際に指板に触れにくくなっています。


3. スキャロップ加工の詳細


スキャロップ加工の詳細がわかります。フレット間が滑らかに削られ、独特のカーブを描いています。


画像から、スキャロップ加工がギターネックにどのような変化をもたらすかをご確認いただけると思います。加工の深さや形状はギタリストの好みによって異なりますので、興味のある方は専門のリペアショップなどで相談してみると良いでしょう。


あなたのプレイスタイルに合うかどうか、ぜひ試してみてください!


もしスキャロップ加工を検討しているなら、当工房「Walder Guitar」でも対応可能ですので、お気軽にご相談ください!

 
 
 

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