1. 導入
ギターを始めたばかりの方は、音やデザインばかりに目が行きがちですが、実は「弾きやすさ」を左右する重要な要素の一つが指板の形状、つまり「R(ラディアス)」です。この記事では、Rが何か、どのようにギターの弾き心地に影響を与えるのかをわかりやすく説明します。
2. R(ラディアス)とは?
「R(ラディアス)」とは、指板の丸みを表す言葉で、円の半径を意味します。ギターの指板は平らではなく、ほんの少し丸みを帯びていて、そのカーブの具合を数値化したものがR値です。単位はインチで表されることが多いです。
• 例:
• 7.25インチ:丸みが強い(クラシックなフェンダーのギターなど)。
• 9.5インチ:中間的な丸み(モダンなフェンダーギターなど)。
• 12インチ以上:ほぼフラット(ギブソンや高性能ギターなど)。
3. なぜRが重要なのか?
指板のRは、ギターの弾き心地や演奏スタイルに影響を与えます。
• Rが小さい(丸みが強い)場合
• コードを押さえやすい。
• 特にバレーコードがしっかり決まる。
• 反面、弦を大きくチョーキングすると音詰まりを感じやすい。
• Rが大きい(フラットに近い)場合
• ソロやリードプレイに向いている。
• チョーキングがスムーズにできる。
• ただし、コード演奏が少し大変になる場合がある。
4. 初心者におすすめのRは?
初心者の方には、「9.5インチ」のような中間的なRを持つギターがおすすめです。コードの押さえやすさとソロの弾きやすさのバランスが取れているため、幅広いスタイルに対応できます。
具体的には以下のようなギターがあります:
• フェンダー・ストラトキャスター(モダン仕様)
• Squierシリーズ(入門用)
5. まとめ:自分に合ったRを見つけよう!
指板のRは見た目では分かりにくいですが、弾きやすさに大きく影響します。ギターを選ぶ際には、R値に注目し、自分の演奏スタイルや好みに合ったものを選んでください。
最後に、試奏する際には以下のポイントをチェックすると良いでしょう:
1. コードの押さえやすさ。
2. チョーキングの滑らかさ。
3. 手のひらに合う感触。
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