【リペア実例】ベースのネック折れリペア完了しました!
- Dr. johnny
- 4月16日
- 読了時間: 1分
今回は、ベースのネック折れ修理のご依頼をいただきました。
状態としては、ネックとヘッドが完全に分離してしまっているという、なかなか重症のケース。さらに、突板(ヘッド表面の板)にも割れがあり、なかなか手ごわいリペア内容となりました。
弦のテンションが強いため、補強を提案

ベースはギターに比べて弦のテンション(張力)が強いため、再接着だけでは再発のリスクが高くなります。
そのため今回は、内部補強を施す方法をご提案させていただき、了承をいただいてから作業を進めました。
突板の割れも丁寧に補修
分離したヘッドとネックをしっかりと再接着・補強したのち、突板の補修に移ります。
突板は、ただ接着するだけではなく、割れ目が目立たないように慎重に整形・着色し、全体を塗装して仕上げました。
仕上がりはこんな感じに

補強を入れたことで強度もしっかり確保でき、見た目も割れがほとんど目立たない自然な仕上がりに。
お客様にも「ここまで直ると思わなかった!」と喜んでいただけました。
ベースやギターのネック折れは、楽器にとって大きなダメージですが、適切な処置をすれば再び安心して演奏できるようになります。
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